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調査研究は、通商産業省環境立地局環境政策課地球環境対策室及び工業技術院ニューサンシャイン計画推進本部の指導のもと、工業技術院資源環境技術総合研究所、同院地質調査所 の技術支援、及び複数の大学の海洋専門家の協力を受けて、(株)関西総合環境センター等に委託され実施されました。
NOPACCS 実施体制の構成と相互の関係を図に示します。このプロジェクトの実際活動は NOPACCS 実施委員会 (委員長:坪田博行) が行いました。
海洋調査と研究活動は NOPACCS 実施委員会とその下部組織である溶存物質分科会(リーダー:原田晃)、粒子状物質分科会(リーダー:川幡穂高)、堆積物分科会(リーダー:西村昭)、生物分科会(リーダー:石坂丞二)、モデリング分科会(リーダー:中田喜三郎)によって計画立案、指導、管理されました。これらの委員会・部会はプロジェクト発足前に観測システムや分析システムを準備しました。それらのマニュアルは、CTD-オペレーション、試料採取、分析方法、分析設備と装置、較正方法、標準物質・参照物質、及びスタッフの訓練などを含みました。
なお海洋調査船としては金属鉱業事業団所有の「 調査船白嶺丸 」が傭船されました。
全体計画 |
坪田博行*,石川公敏** |
|---|---|
調査計画 |
坪田博行*、西村昭***、原田晃**、 西堀文康****、石田和憲****、 太田秀和**** |
| CTD/RMS | 西堀文康****、石田和憲**** |
| 分析システム構成 | 太田秀和**** |
| 塩分、溶存酸素 | 杉本智哉**** |
| 栄養塩類 | 渡辺豊**、嶋本晶文**** |
| アルカリ度、pH | 後藤浩一**** |
| 全炭酸 | 北尾隆**** |
| クロロフィルa量 | 渡辺雄二**** |
| 懸濁態有機炭素・窒素 | 石田洋**** |
注) * ; 広島大学名誉教授 * * ; 資源環境技術総合研究所 * * * ; 地質調査所 * * * * ; (株) 関西総合環境センター |
| 地質調査船 白嶺丸 | |
|---|---|
| 造船所 | 三菱重工業株式会社 下関造船所 |
| 起工 | 昭和48年4月19日 |
| 進水 | 昭和48年10月16日 |
| 竣工 | 昭和49年3月 |
| 全長 | 86.95 m |
| 幅(型) | 13.4 m |
| 深さ(型) | 5.3 m |
| 総トン数 | 1,821.6 ton |
| 乗組員 | 35 名 |
| 研究員 | 20 名 |
| 航海速力 | 15.0 kn |
| 航続距離 | 15,000 s.m. |
| 主機関 | 3,800 ps × 230 rpm × 1 台 |
| プロペラ | 4 翼 c.p.p × 1 基 |
| 主発電機 | 600 kW × 3 台 |
| バウスラスター | 電動 260 kW × 1 台 |
| 研究室 | 5 室 |
| 観測用ウインチ | 13 台 |